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新制度で広がる資金調達

2025 / 08 / 05

こんにちは。

猛暑が続きますが、地元鈴鹿では8時間耐久ロードレースが開催され街全体が熱気に包まれていました。

そんな中、事業を支える制度にも新たな動きが始まっています。

令和7年3月から始まった「協調支援型特別保証制度」をご存知でしょうか。

この制度は、これまでと違う形で金融機関(銀行、信用金庫等)と保証協会が手を組んで会社を支援するもので、国が中小企業向けにコロナ融資に代わり、新たに打ち出した制度なんです。

 

今までの融資は、保証協会付orプロパー融資の二択でしたが、「協調支援型特別保証制度」は、保証協会付融資とプロパー融資をセットで受けられるものです。

具体的には、この制度を使う場合、金融機関は保証協会付融資で貸す金額の1割以上をプロパーで貸す必要があるので、つまり最低でも1割はプロパー融資を引っ張ってこられる形になります。

 

さらに保証協会には最大で1.9%の保証料を払う必要があるのですが、この制度は例えば来年の3月までに申し込めば国が保証料の半分を補助してくれます。

 

この制度の根底として、国としてはもっと銀行が企業を見て寄り添って、プロパー融資をしていってほしいという思いがあるようですね。

(その証拠に中小企業庁が「協調支援型特別保証制度」と名付ける前は、「プロパー融資を引き出す保証制度(仮称)」と呼ばれていました笑)

 

プロパー融資を受けるにあたり一番難しいところは最初。

プロパー融資は金融機関の信用が上がる融資なので、今のメイン銀行でこの制度を利用するとプロパー融資を受けた実績ができます。

一度プロパー融資を受けられると、他の銀行が信用してくれて会社の見られ方が変わるのです。今までプロパー融資を受けたことが無い会社こそ初めて受けるチャンスになると思います。

 

ちなみに、保証協会付融資というのは枠が決まっているので、この制度をきっかけにして、いざと言う時のために少しずつプロパー融資の実績を積んでいって、プロパー融資の割合を増やしていく事で、資金繰りを安定させることが重要かと思います。

制度を上手に使って、次につながる資金調達を目指したいですね。

 

 

名古屋オフィススタッフ

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